しかし、時代は私たちの予測をはるかに超えた速度で急激に変貌しつつあり、時代の鏡であるべき演劇には深刻な課題が突きつけられています。私たちはいま、先人たちによって残された貴重な遺産を真摯に受け継ぎながらも、2016年、私たちの劇団史上、かつてない重要な意味あいをもつであろうことを痛感し、新生に向けて全劇団員の創意とエネルギーを集合・結集して取り組もうとしています。

2016年の演目はすべて反戦・平和の願いをこめた芝居にしぼり上演しています。

　5 月公演『反応工程』は、動員学徒の中高校生たちの物語。九州の軍需化学工場で働く学徒たちは、自分たちの工場の名前も作っている薬品の名も口外を許されていませんでした。そして、彼らが許されていなかったもう１つのこと、それは戦争の行く末を考えることでした。遠い昔の歴史ではなく、今を共に生きる世代の物語です。

この芝居を通じて、演劇と社会をつなげた、新たなムーブメントをつくれたらと夢みて「俳優座『反応工程』を成功させる会」を結成しました。

　成功させる会の共同代表に、奥田愛基さん(SEALDs)、タクヤさん(T-nsSOWL)、山田洋次さん(映画監督)、加藤剛さん(俳優座)。　呼びかけ人（団体）に、安藤治平さん（俳優座後援会長）、金子兜太さん（俳人）、池辺晋一郎さん（作曲家）、宇都宮健児さん（日本弁護士連合会元会長）、小森陽一さん（東京大学大学院教授）、伊藤千尋さん（国際ジャーナリスト）、伊藤真さん（弁護士）、森住卓さん（フォトジャーナリスト）、鎌仲ひとみさん（映画監督）、堀尾輝久さん（東京大学名誉教授）、沢田昭二さん（名古屋大学名誉教授）、太田政男さん（大東文化大学学長）、佐藤学さん（学習院大学教授）、中野晃一さん（上智大学教授）、浅見洋子さん（詩人）、今西忠勝さん（岐阜労演）、安田廣武さん（周南市民劇場）、高橋武比古さん（ねりま演劇を観る会）、平賀由美子さん（埼玉市民劇場）、本木隆志さん（八戸市民劇場）、古賀伸雄さん（俳優座代表取締役）、ママの会＠東京・ちば・埼玉・神奈川、OLDs、MIDDLEs、青年法律家協会(2/26現在)など幅広い方々から続々とお名前を頂戴しております。後援協力団体１００団体ほど、個人１００名ほどの方々がすでに会員になって頂いており、直接訪問、会議や集会での訴え、SNSを通じての宣伝活動などを続け、広げに広げてゆこうと考えております。

　そこで、新聞通信社、テレビ局の皆様のご協力を得て、さらに不特定多数の皆様に、広げて頂くお力添えをいただきたく記者会見を行います。ご多忙の中、恐縮ですが、どうか何卒ご出席くださいますようお願い申し上げます。

記

俳優座『反応工程』を成功させる会・記者会見

とき：３月２１日（月・祝）13:00〜13:45

ところ：劇団俳優座５階・第一稽古場（六本木駅６番出口すぐ・港区六本木４−９−２−５F）

登壇者：奥田愛基さん（SEALDs）×タクヤさん（T-nsSOWL）×俳優座

　成功させる会として、　

１）　成功させる会のニュースを発行（３月１日〜５月３１日不定期発行）

２）　「キックオフイベント」

奥田愛基さん（SEALDs）×タクヤさん（T-nsSOWL）×俳優座トークセッション

　　　とき：３月２１日（月・祝）14:00〜16:00

　　　ところ：劇団俳優座５階・第一稽古場（六本木駅６番出口すぐ・港区六本木４−９−２−５F）