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arasuji

story

 

【反応工程】は、動員学徒の中高校生たちの物語です。

 

九州の軍需化学工場で働く学徒たちは、自分たちの工場の名前も作っている薬品の名も口外を許されていませんでした。そして、彼らが許されていなかったもう1つのこと、それは戦争の行く末を考えることでした…。

 

これは、遠い昔の歴史ではなく、今を共に生きる世代の物語です。

 

【もし願いが叶うなら、もう一度お前を抱きたい】

知覧特攻平和会館に飾られた手紙の一節です。特攻隊の夫から妻に宛てた【愛する人への想い】は、私達と何も変わらない【想い】ではないでしょうか?

 

【反応工程】を生きる登場人物も夢を持ち、恋をし、悩み考え、物語を生きています。歴史やフィクションの産物ではなく、私達と変わらない人間として2016年を生きることを観客の皆様に目撃して頂けたら幸いです。

 

miyamoto

ken miyamoto

宮本研

みやもと けん

劇作家

熊本県宇土郡不知火町(現宇城市)生まれ、父の仕事の関係で中学時代の六年間を北京で暮らす。

大分経済専門学校在学中に学徒動員。

九州帝国大学経済学部卒業後、大分県の公立高校の教諭となる。その後、上京し在日本大韓人厚生会勤務を経て、法務省に勤務。

 

法務省在職中に労働者演劇サークル「麦の会」に演出や作家として参加するようになり、「僕らが歌を歌うとき」(1957年)で職場演劇サークル内の葛藤と希望を描き、演劇界から注目される存在となる。法務省勤務の関係で久保田万太郎と知り合い、作品を激賞される。

 

「日本人民共和国」、「メカニズム作戦」で第8回岸田國士戯曲賞を受賞。

 

1962年法務省を退職、職業劇作家となる。舞台だけでなく、ドラマや映画の脚本も手掛けた。

 

戦後三部作の「反応工程」「日本人民共和国」「ザ・パイロット」、革命四部作の「明治の棺」「美しきものの伝説」「阿Q外伝」「聖グレゴリーの殉教」など1970年代前半までの作品の多くは、革命運動の中の革命党、革命指導者と民衆の矛盾を描くことが多かった。1970年代後半以降は、「からゆきさん」など男性と女性の関係を指導者と民衆の関係に見立て、女性を描くことが多くなった。また商業演劇の台本を手がけるようにもなった。少年時代を中国で過ごしたことから中国にも思い入れがあり、「阿Q外伝」「夢-桃中軒牛右衛門の」「花いちもんめ」など中国と日本を描いた作品もある。

 

1988年肺ガンで逝去した。

 

特に代表作品である「美しきものの伝説」は現在においてもあらゆるカンパニーにより、再演が行われている。

 

kyo

kyo ogasawara

おがさわらきょう

小笠原響  演出家

 ‘87立教大学文学部卒。同年文学座付属演劇研究所に入所、演技・演出を学ぶ。同劇団演出部嘱託として太地喜和子主演「出雲の阿国」、鵜山仁総合演出による「グリークス」三部作連続上演等に関わった後’92年よりフリーで活動を開始。劇作家清水邦夫が主宰する劇団木冬社にて清水氏の演出助手を務める。‘96年より現在まで華のん企画(当初は東京グローブ座)「子供のためのシェイクスピア」シリーズ演出補。並行して演劇プロデューサー木山潔が主宰する木山事務所では舞台監督として多くの著名な演出家と舞台をつくる。 ‘08年、木山事務所より再出発したPカンパニーに演出家として参加。外部演出を含め数々の作品を演出。市民劇団での演出も多い。

 

【演出作品】

 

○Pカンパニー『百歩蛇と馬頭琴』『天才バカボンのパパなのだ』『湯たんぽを持った脱獄囚』『帽子屋さんのお茶の会』『はっさく』『どこまでも続く空のむこうに』『雰囲気のある死体』『むりがとおれば』『鼎たたいて鳴るよしもがな』

○劇団ポプラ『山椒大夫』

 サントリーホール『みすゞとテルと母さまと』

 サイスタジオ『風が吹くとき』『ヘレンの首飾り』

 『フィップス夫人の選択』

○名取事務所『私のかわいそうなマラート』『なでしこ隊』『ホテル・タイガ』『ベルリンの東』

○劇団enji『夏への扉』『ライク・ア・ローリングストーン』『僕の好きな先生』

○Ring-Bong『名も知らぬ遠き島より』『あとにさきだつうたかたの』『しろたへの春、契りきな』『闇のうつつに我は我かは』

○加藤健一事務所『あとにさきだつうたかたの』『女学生とムッシュ・アンリ』

 

市民劇団

○劇団大河(埼玉鶴ヶ島市)『赤鬼』『おやすみ枇杷の木』『こんにちは、母さん』『とりあえず、ボレロ』

○ミュージカルカンパニーいちごハウス(千葉県印西市)『11ぴきのねこ』『おしいれのぼうけん』『けやきおに』『けやきおにと階下のかいぶつ』

○山梨憲法ミュージカル『鯨波の声(ときのこえ)〜ラッキードラゴンと呼ばれた船、第五福竜丸』

 

 

 

 

 

 

cast

cast

sugibayashikennsei

Cast Introduction

伊東達広

 

7月28日生まれ

兵庫県出身 177cm

【趣味・特技】散歩、乗馬

 

Q、自分の役について一言でいうと?

A、荒尾・・・自分の仕事にひたむき、公平な目で社会を見る事が出来る!

Q、意気込みを教えて下さい。

A、 観る人が、荒尾の様な人が近くに居れば良いな!と思ってもらえる様に…

kawai

川井康弘


9月8日生まれ
宮城県出身 184㎝
【趣味・特技】
歌唱、料理、読書、イベント司会,剣道二段、居合道初段

Q、自分の役を一言でいうと?
A、『ひょうひょう狸』か『狡猾狐』若しくは『風見鶏』?ありゃ?一言じゃないですね。
Q、意気込みを教えて下さい。
A、『苦難必死』!
kawachi

河内浩


6月23日生まれ
千葉県出身 173㎝
【趣味・特技】
ギター、スキー、英会話、料理研究

shioyama

塩山誠司


2月10日生まれ
石川県出身 182㎝
【趣味・特技】
英会話、水泳、ボクシング、空手、乗馬、マグロの解体

kuramoto

蔵本康文
 

9月1日生まれ
千葉県出身 172㎝
【趣味・特技】
野球

wakita

脇田康弘


9月5日生まれ
三重県出身 180㎝
【趣味・特技】
野球、大工、釣り、剣道初段、水泳

Q、自分の役を一言でいうと?

A、信念の人

Q、意気込みを教えて下さい。

A、決して若くはない太宰という人物の芯の強さと、脆さ、危うさ、彼なりの時勢との向き合い方を見つめたい

yatuyanagi

八柳豪


3月6日生まれ
東京都出身 173㎝
【趣味・特技】
アメリカンフットボール、剣道、サッカー

tanaka

田中孝宗


9月14日生まれ
大阪府出身 179㎝
【趣味・特技】
アメリカンフットボール、バスケットボール、イラスト

Q、自分の役を一言でいうと?

A、アムロみたい。

Q、意気込みを教えて下さい。

A、夜も眠れません。

fujita

藤田一真


9月11日生まれ
神奈川県出身 183㎝
【趣味・特技】
野球、登山、書道、ピアノ

Q、自分の役を一言でいうと?

A、どこかでみた感じ。

Q、意気込みを教えて下さい。

A、本公演初の日本人です。嬉しい!

koizumi

小泉将臣


2月18日生まれ
東京都出身 174㎝
【趣味・特技】
海外旅行、ポスター収集、車・バイクの運転

Q、自分の役を一言でいうと?

A、忌避者

Q、意気込みを教えて下さい。

A、誠実に取り組みたいと思います。

kubota

久保田宗人


1月2日生まれ
埼玉県出身 177㎝
【趣味・特技】
ギター

Q、自分の役を一言でいうと?
A、理系中学生

Q、意気込みを教えて下さい。
A、実年齢より若い役に初チャレンジです。若さとエネルギー、出していきます!

sugibayashi

杉林健生


9月15日生まれ
大阪府出身 178㎝
【趣味・特技】
ダンス(全国優勝経験あり)

gotou

後藤佑里奈


5月18日生まれ
東京都出身 160㎝
【趣味・特技】
お菓子作り

Q、自分の役を一言でいうと?

A、懸命に生きる少女。

Q、意気込みを教えて下さい。

A、この作品が何故書かれたか、考えて演じたい。

terawaki

寺脇千恵


7月13日生まれ
埼玉県出身 161㎝
【趣味・特技】
水泳、バドミントン

Q、自分の役を一言でいうと?

A、強い芯があり、削っても根本は折れないような、鉛筆のような人物

Q、意気込みを教えて下さい。

A、今も昔も変わらないもの、大きく違うものうまく混ざり合うように。自分が今出来る精一杯で彼女、正枝と自分なりに向き合いたいと思います!

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